2016年2月23日火曜日

PPS M870 Police Magnum その後... PART3

PPS M870 Police Magnum その後... PART3


前回の投稿からかなり時間が経ってしまいましたが、カスタムしたり不具合を解消したりしていたので載せてみます。



GG&G製レシーバースリングマウントと実銃用マガジンフォロワーの組み込み

マガジンチューブに装着するタイプのスリングスイベルは国内でもトイガンのパーツで出ていますが、ストックとレシーバーに挟むタイプのスイベルは全く見かけません。需要が全くないのか、形状的に対応するショットガンが全然ないのか....。




組み込みに関しては全く問題なし。ピッタリ装着できます。

マガジンフォロワーについては、PPS M870のマガジンフォロワーは実銃に比べて直径が1mm小さいので実銃用のフォロワーについては円周部分を削る加工が必要です。



機材があればアルミ製のフォロワーでも加工して組み込めますが、大した機材が無ければ樹脂製のフォロワーにしておいた方が加工が楽です。比較的安いですし。
純正のフォロワーに比べかなり長いですが、動作に支障は出ていません。
エジェクションポートから覗くマガジンフォロワー

◆HOGUE製フォアエンドの組み込み




みんな大好きHOGUE製のRemington870用のフォアエンドです。純正はただの樹脂製ですが、こちらはおなじみラバーコーティングが施されているのでグリップ性は非常に良くなっています。

ただし、

PPS M870のフォアエンドチューブの外径に対し、フォアエンドのチューブが通る穴の径が小さく、
加工が必要になります。


しかし、サイズを推し測るつもりでチューブを差しても赤丸部分がポキッて割れてしまうので思い切ってフォアエンドを割って調整しました。

痛々しい亀裂。こうなってしまう。

穴のサイズを広げる機材を持っていれば破壊することなく加工できるでしょう。

また、純正のフォアエンドに比べ、アウターバレルとの隙間が空いてしまっているのでがたつきが発生します。

◆マガジンチューブベースの交換


どうして今までスルーしていたのかと不思議に思う。
純正は亜鉛合金製ですが、強化品はアルミ製です。
非常に軽く、エッジが効いています。



赤丸の部分、ねじ山を切るときに空いてしまった穴だと思いますが、強度面では問題なさそうです。


左:純正  右:強化パーツ

また、シェルが出てくるところが純正よりも狭くなっていますが、このことによりラッチと引っかかる部分の遊びがかなり減ることになり、ダブルフィードや給弾不良の症状が大幅に改善されます。つまり、シェルが適切な位置でラッチと引っかかってくれるようになります。

もちろん場合によってはダブルフィードが起きてしまうこともありますが、そうめったに起きる症状ではなくなります。

初めはマガジンチューブが締められずかなり強引に占めていましたが、何回か締め外ししているうちにスムーズにしめられるようになります。

◆アルミボルト、スチールスライドの導入






純正でアルミ製のボルトとスチールのスライドブロックが出ましたね。

スチールのスライドブロックはかなりありがたく、無意味な分割がなくなっているので強度的に劣る部分がなくなり、かなり長く持つ部品だと思います。交換していない方は交換しておいたほうが良いです。

アルミボルトは正直出るとは思っていませんでしたが、偶然見かけてしまい即購入。



ボルト一式のセットが入っていました。
ボルトとファイアリングピンがアルミ製になっていてそれ以外は純正と同じ素材でした。

しかし、ファイアリングピンプレートについては、致命的な欠点であったU字の空間が暑さ半分ほど埋められており、強度面での対策がされていました。さすがに問題だったのか、それとも強化パーツだから強化しているのか。
どちらにせよ、これだけでも破損する要素は減り、純正のファイアリングピンプレートよりは長く使えるかと思います。

ねじロック等は塗られていないので、塗っておくことをお勧めします。緩んで突き出たねじとレシーバーが干渉する事態になったので...。


◆コネクターの破損



ぽっきり折れていました。南無。
ボルトロックの機能に支障が出てしまいます。
ただ、ここの交換パーツは社外性がTSC製しかなく、それもとても入手しづらい代物です。
大事な部分の割には破損しやすい箇所です。

やむなくTSCのスチールキットを購入。こいつがなかなか手に入らなかったがために数か月撃てない日々か続きましたorz

純正と違い、実銃と同じようにレフトコネクターとライトコネクターに分かれています。
また、ライトコネクターはシアーとかみ合う部分なのですが、純正よりも長さが0.5mm程短く、十分にSHS製のシアーを押し込むことができないのでハンマーが解放されないという事象が発生したので銅板を1枚貼り付けてコネクターを延長して対応しています。

強引だなぁ...


TSC製のハンマーとシアーは組み込んでもかなり動作が渋く、質感も作動性もSHS製に比べるとすこし微妙であったのでSHS製のものを引き続き使用。


◆フロントサイト

なんと、KJワークスのルガーMk1のフロントサイトがピッタリ使用できます。
PPSM870とMK1のアウターバレルの径がほぼ同じなのでMK1のフロントサイトはM870のアウターにピッタリフィットします。

ショットガン用のアイアンサイト系のアクセサリがほとんど出ていないので流用できるのはありがたいですね。

MK1のフロントサイトを加工して集光ファイバーを通せるようにしました。明るいところだとグリーンの点がくっきりです。

MESA TACTICALのレールマウントの隙間が簡易的なリアサイトの代わりになっている



◆初速



21.14m/s....。内部パーツ保護のためにハンマースプリングを弱いのにしていますが、約20m/sって...。銀弾以下じゃないですか。
被弾者に超優しい設計です。

ゲームで使う予定ないからシェルさえ排莢されればそれでええんだけどね...。


そういえば少し前にPPS M870のロングバージョン出てましたね。
ヤフオクでちらっと現れてすぐなくなってしまったので国内での流通はまだまだでしょうね。
パーツ単体でも出てくれればありがいたんですが...w