2015年11月3日火曜日

Stark Arms G42 (Hogwards 942) ガスブローバック ファーストインプレッション

グロックのコンシールドハンドガン、G42をモデルとしたハンドガンです。
実銃も割と最近出てきたばかりの銃ですね。





コンシールドモデルとあるように、非常に小さいサイズのハンドガンです。ワルサーPPKくらいの大きさでしょうか。

マガジンにはショートマガジンで12発、ロングマガジンで14発入ります。ガスハンドガンにしてはかなり控えめな数値ですが、
ガンガン撃ちまくる人でなければ12発もあれば十分です。
動作はかなりキレが良く、手に反動が伝わってきます。半面、小さいマガジンであることと、日本で使えるガスでは連続射撃には向いておらず、
短い間隔での射撃には向かない印象でした。

外観。





刻印はフルで入っています。ありがたや。
スライドはメタルスライド。少しざらついたような表面処理です。実銃よりもスライドは黒めな印象です。
気になる人はこのまま塗装してしまってもいいかもしれないです。

フレームはがっつりとパーティングラインが残っていますが、実銃でもそうなので気にする必要はないでしょう。





バックプレートはスライドとは別パーツになっていますが、実銃のようにプレート形状ではなく、他のパーツとくっついている形になります。
なので、バックプレート関連のアイテム、ClipDrawは加工しないと取り付けはできないでしょう。多分。




エキストラクターは別パーツ。しかし、スライドとねじ止めされているのでほぼ動かないですが一体型よりはずっといい見た目をしています。





アウターバレルもアルミ製。
We G18ではアウターバレルが真っ二つに折れたことがあるのでこの銃でそれが起きないことを祈るばかりです。




スライド内部は従来のグロックに比べて構造がすんごいことになっているなぁって思います。




サイトはフロント、リアともにホワイト入り。視認性は高いです。今のところエアソフト向けのG42用のサイトは出回っていないようなので
現状のサイトに不満があるなら実物サイトを買うか、エアソフト向けパーツのリリースを待つしかなさそうですね。
一応公式では実サイトには対応している...みたいなことを言ってた気がするので取り付けは可能でしょう。




フレームはGen4フレームのグロックと同様のタイプですね。ただ、大きさの関係なのかG17のようにバックストラップは交換できたりしません。
グリップの性能は良好。チェッカリングが指に食い込んで痛いくらいです。



○イグロックのようにナンバープレートがセーフティのスイッチになっていることなどありません。リアル。ただ、セーフティに気を使う人にとってはトリガーセーフティしかないことは結構気になるかと思いますね。
実際、グロックはホルスターにトリガーを引っ掛けてしまって暴発、自分の足を撃ち抜くなんて事故もあるくらいですから。気を付けましょう。




スライドストップは従来のグロックと同タイプ。しかし、パーツの形状が異なるので流用はできないです。
この部分を観察していて思ったのですが、裏側には"33219"という刻印があります。実銃のスライドストップの刻印を見てみたら、同様の刻印が施されています。
ここまで再現するのか...と感心しました。
スライドストップの形状も実銃用と同じみたいなので流用できそうですね。



スライドストップがかかる部分は特に何の対策もなされておらず、スライドストップを指で押し下げて解除しているとノッチ部分があっという間に欠けていくでしょう。スライドを引いて戻す方法がいいですね。加工が容易そうな金属なので加工できる方はインサートを埋め込む隙間を作ることもできなくは無さそうです。




大きさゆえに構えた時に小指を置くスペースがないことがあります。ロングマガジンを使えばよいのですが、ショートマガジンで運用する場合は留意しておきましょう。

トリガーは従来のグロックと同様、トリガーセフティも兼ねている。個体差かもしれないが、トリガーセーフティはよく効き、
トリガーセフティがフレームと引っかからないように撃たないとガッてトリガーが引っかかることがあります。





マガジンがシングルカラム。シングルカラムのグロックは新鮮です。注入バルブが放出バルブの真下にあるタイプです。
注入バルブは海外仕様で注入時に音がしません。ガスは入れられなくはないですが、どのくらい入っているかいまいちわかりにくいです。
WEの日本仕様の注入バルブを取り付けることができるので気になる方は交換してしまうのがよいでしょう。バルブの外径は合っていませんが、Oリングにシリコンスプレーを吹いてやれば
ガス漏れなく使用することができます。

ノーマルマグとロングマグ。
ベースとなる部分は同じで、下に何かついているかついていないかの違いですね。装弾数も2発しか変わりませんが、ロングマグはガスを入れるスペースが大きくなっているので、動作性の向上が見込めます。
実際、ノーマルマグに比べてロングマグの方が元気良く動いてくれます。
伸びている部分はマガジンと同じ金属素材。やんわりと小指を冷やしてくれます。




ホルスターについて。
BladeTechのIWBホルスターには入れることができました。気持ち悪いほどぴったり収まってくれます。なので、実銃のG42に準拠したホルスターならばおそらく使うことができると思います。




あと、コンシールドモデルということでタクレットにも入れてみました。

余裕で収納できます。小さいので取り出すときも取り出しやすくて良いです。




別のポケットに入れておけるレベルで、予備のハンドガンとして使うことができそうです。




また、STANAGマガジンが入る大きさのポーチでしたら収納できてしまいます。




<不具合について>



スライドストップが効いた状態でトリガーを引くとスライドが途中で戻らなくなる現象が発生します。




これは後ろの隙間から細いマイナスドライバーでハンマーを起こせば元に戻すことができます。



ポケットサイズの小型軽量なハンドガン。装備をコンパクトにまとめたい方やコンシールドキャリー装備を目指している方にお勧めです。


2015年7月22日水曜日

PPS M870 Police Manum その後... PART2

PPS M870くんのその後。Part2



◆スリングスイベル関連について、

フロント部分が寂しいからスリングのアタッチメントを装着してみました。

マルイ用のスリングアタッチメントが使用できました。

わぁい



ストック側はどうしようかまだ検討中


◆レール関連について

レシーバーにレール直付けはハードルが高すぎるので、MESA TACTICAL製のレールマウントを取り付けました。
マウントの穴とレシーバーの穴の位置もぴったりでポン付けできました。

PPS M870のシェルは実物よりも1mmほど直径が小さいのですが、しっかりと保持してくれる上に抜きやすいです。


ただし、実サイズのシェルを取り付けると滑り止めのゴムが少し広がってしまうのかPPSのシェルではゆるゆるになってしまいます。




◆ボルトスライド破損



お次はこいつが中から出てまいりました。

今度はボルトスライドが破損しました。



赤いマルで囲った部分がポッキリ逝ってます。

現状、代替パーツは新品から取る以外市場に無い状態なので壊れたら詰みです。南無阿弥陀仏

ちなみにこの部分、中心の2つのねじを外すことで3分割できるようになっていますが、

TSCのカスタムパーツと比較してみると、そもそも分割する必要性が全くない部分で、

実際折れた場所も負荷がかかる場所の割には非常に薄くなっているので例のごとく安全対策による措置なのでしょう。

このように分割できます。


分割できることによって得られる機能面でのメリットは皆無なので

まだ破損していない方はガチガチに接着してしまうことをお勧めします。(ただし、おそらく亜鉛ダイキャスト製なので半田付けもロウ付けも通常できないので接着剤頼りです)
破損する前に対策してしまえば相当長持ちするようになると思います。

破損してしまった場合でも接着することで使用可能になりますが、接着面積が少ないので相当強力な接着剤を使用したうえで丁寧に扱わないとまた折れてしまいますorz

接着中。


接着後。接着後は固まった余分な接着剤は削り落としておいて薄く平らにしておかないとかなり渋い動作になってしまいます。(薄くするということはまた折れてしまうリスクを増やすということなのでどれだけ接着剤を削り落とすかはかなり悩みどころ)



ちなみに、この部位の役割を簡単に説明すると、ここはキャリアドッグと噛み合う場所でシェルキャリアに乗せられているシェルを持ち上げる役割をします。

この部位が破損することでフォアエンド前進時にシェルキャリアを持ち上げられなくなりシェルキャリアに乗せられているシェルは元気よくマガジンチューブに装てんされます(泣

マガジンチューブに完全に装てんされるわけではなく、半分ほどしか入っていかないため、フォアエンドが前進時で完全にロックされ、シェルキャリアとレシーバーの隙間から六角レンチ等でシェルをマガジンチューブに押し戻すか、トリガーユニットを外してシェルを取り除かないと何もできなくなります。 

ファイアリングピン付近といい、ボルト周りは破損しやすいパーツが多いですな...。


◆ハンマースプリングの調整

純正のハンマーは非常に強く、ハンマーやボルト付近のパーツの強度が追い付いていないのが現状。

だからといって、ハンマースプリングを切ってしまえば動作に支障が出てしまいます。(1巻程度なら問題ないですがそこまで弱くなりませんし、だからといって3巻も切ってしまえばスプリングがハンマープランジャーを押さえることができなくなり動作に支障が出ます)

なので、社外製に交換してしまうか、ばねの設計ができる人ならば作ってもらうのがよいのかもしれません。

私は RCC製 ハイキャパ用130%ハンマースプリングに交換しました。

エアガンショップでよく見かけるパーツなので入手は比較的容易かと思います。

まさかハンドガン用のパーツが使えるとは...。

私はまだハイキャパ用しか試していませんが、ほかのハンドガン用のスプリングで試したらどうなるんでしょうね。

なお、スプリングが弱すぎるとハンマーをリリースした際、勢いが弱すぎてアクションバーロックが解除されず、射撃ごとにアクションバーロックを手動で解除してやらないといけなくなります。
( WII -TECHのマルイM870用150%スプリングでその現象を確認済み。)


◆塗装

レシーバーもバレルもマガジンチューブも塗装しなおしました。



さっきの写真の再掲ですが、塗装しなおしたM870です(わかりづらいorz。

キャロムショットのブラックスチールを使用しました。

なお、自分で塗装しなおす際の注意ですが、

レシーバーは比較的簡単に塗装をはがせるのですが 、

バレル および マガジンチューブは表面処理なので下地を出すのは面倒極まりないです。

なのでバレルとマガジンチューブはそのまま塗装しちゃっていいと思います(適当)

ぴっかぴかのレシーバー

本格的に塗装したいなら塗装の業者に持って行ったほうがいいかもしれませんね。

◆バレルのレシーバー側にあいているねじ穴

最近気づいたんだけど、


バレルのレシーバー側にねじ穴があったんだね。

地味すぎて見落としてたorz

個体によってネジがついていたりついていなかったりするのかな....?

まぁいいや。


これはチャンバーとバレルを固定する場所で、M4ネジ(4ミリ径)を使用して固定します。少しでも頭が出ているとフォアエンドが干渉するので固定はイモネジで固定します。長さも長すぎるとチャンバーを突き破ってしまうので長さ5ミリ程度のイモネジを用意できるといいでしょう。(8ミリで長すぎました)

私は手頃なイモネジが無かったのでプラスネジの頭を削り落として使っています


ここを固定することによってバレルのねじれを押さえることができます。

フォアエンドを持った時、フロントサイトが左右にかくかくしちゃうのを押さえることができるわけです。

しかし、ここを固定することによりバレルは固定するということ。分解組み立ての順序が変わります。

最初にマガジンチューブのふたを外してバレルを引き抜くのが通常の分解の順序ですが、

マガジンチューブを先に外してからバレルを外す順序になります。

組み上げについてもバレルを一番初めに取り付けなければいけなくなります。

若干分解組み立てが面倒になりますが、バレルを固定できるメリットはかなり大きいと思います。


◆二重給弾



チューブに4発詰めてるとき、コッキングすると時折こうなる。

ラッチとシェルのかかりが甘くて、1発シェルを出してラッチが次のシェルをひっかける前に次のシェルが出てきちゃってるんだろうけど、必ず起きるわけでもないし4発詰めなければいい話なので後回し状態...。


◆シェルのBB弾保持部


右のシェルのBB弾保持部(先端部分)、取れてますorz

お気を付けください...。



以上、急ぎ足な文章になってしまいましたが PPS M870 その後 PART2でした。

また気づいたことがあったら更新しようかと思います。

2015年6月19日金曜日

CCS ( Compact Carbine Stock )について

Folding Stock Adapter

Compact Carbine Stock



PDWなARを考えるうえで外せないのがLaw Tactical製lのFolding Stock AdapterやNEA製のCompact Carbine Stock だが、最近Compact Carbine StockについてはSVOBODAというメーカーがレプリカを出しましたね。








動画を見る限り、KWAの MKM AR15に装着されていますね。

公式がいうには、


KWA、KSC、WA、Inokatsu、Viper、GHK M4、VFC 416 Ver2 GBB

のガスブローバックM4/AR15に対応しているらしいです。

しかし、一つ気になったのが、エンドプレートの突起に相当する部分の形状で、動画で使われている MKM AR15はほかのKSCのM4とは違って、エンドプレートの形状が実銃基準なのでSVOBODAのこのストックは装着できるのだろうけど、ほかのKSCのM4について本当に入るのかなぁって感じがする。MKM Ar15以外のM4は独自基準なのか微妙に形も位置も違うからね...。他メーカーのガスブロについてはわからんです。

現在国内ではあまり出回っていないようで、価格も2万程度するのですが、質はかなり良いようで、このストックが必要になる装備を目指しているのなら買って後悔はしなさそうです。

実物買うと諭吉が10人程度昇天する上にボルトキャリアも専用のものを用意しないといけないからねぇ...こういったレプは非常にありがたいところです。

Angry Gunからも同様のものが出ていますが、国内での取り扱いはまだなさそうですね。

価格はeHobbyAsiaで90ドルもせず、おそらくはSVOBODA製より安くなるとは思うんですけど、質はどうなんでしょうね。今後の情報に期待です。

2015年5月26日火曜日

PPS M870 Police Magnum その後... PART1

<2015/6/23> 記事修正。書いたらまずい部分と確証のない部分は勝手ながら削除させていただきました。


M870を購入して約1か月。

しばらく使ってみての感想をつらつらと書いていきます。


早速ですが...



上記の写真は

ファイアリングピンと連結されるプレートが砕け散った写真です。



まだ200発も射撃しないうちにポッキリ逝きました。(雑に扱ったせいで早死にしただけだと思うけど...


前回のレビューで発生していた謎の破損、すでに死に始めていたそうです。

なお、この部分が破損するとBB弾の発射機能を失うので壊れたらシェルが排莢できるモデルガンと化します。南無。




タナカM870もこの部分は安全上の理由からよく破損する持病を抱えていたそうですが、


PPS M870では見事にその持病までコピーされていたようです。





ちなみに赤丸で囲った部分、繋がっている正常な状態だとU字型の窪みになるんですが、

この部分と干渉するパーツは存在しないの安全対策のため意図的に強度を下げているのだと思われます。

蓄圧式ライブシェルのショットガンなんてグレーゾーンもいいとこなので安全性に気を使うのは結構だけど...あまりにも脆すぎます。


パテでくぼみを埋めて欠けた部分は接着剤で固定しましたけど、ハンマーの衝撃に耐えきれず数発でまた砕けることになりました。


このパーツの破損の対策をするなら壊れる前にしたほうがいいです。


ちなみに



TSC製のスチールボルトでは該当パーツにU字のくぼみはなくなっていることからそれだけ強度面で問題になるところなのでしょう...。

パーツの形状もほぼ同じなのでタナカM870に対応した内部パーツなら多少の調整前提で使用できると思います


元々海外のモデルだから高圧のガスに対応すべくどうしてもハンマースプリングのテンションは高くなりがちで、その強さにパーツが耐え切ることができないんでしょうね...。そのうち国内向けのハンマースプリングを出してくれたらありがたいところ。



あと塗装について。

バレル、チューブとレシーバーの微妙な色味の違いはまぁ許せる。バレルの塗装(表面処理?)は何かときれいにできているし。

わかりにくいけど、バレル、およびチューブはレシーバーと比べ、黒い。


だけど、

シェルキャリア、アクションバー、フォアエンドアセンブリの表面処理はなんか気に食わない感じであった。(写真撮り忘れましたごめんなさい)。


特にフォアエンドアセンブリについてはなんか触ってて気持ち悪かった...。ざらざらというかなんというか。見た目湿ってる感じ。まぁフォアエンドを外さない限り目にしないパーツなので放っておいてもよかったのですが放っておくのも歯がゆい感じがしました。


それらのパーツを塗装することに。


↑塗装をはがされたパーツたち

今回はキャロムショットのブラックスチールを使用。


シェルキャリア


アクションバー

フォアエンドアセンブリ

少しはきれいになりました。


最後に。

純正のハンマーは速攻で変形してくるので

スチールハンマー・シアーを購入しておくことをおすすめします。

届いたタイミングがファイアリングピンが粉砕した後のことなので組み込み後の実射レビューはできないですが...orz



SHS製 スチールシアー ハンマー




ハンマーもシアーも取り付け自体はポン付けでできました。

ただ、

ハンマーの赤丸で囲った段差の部分が純正よりも厚くて干渉し、何とかハンマーは起こせてもリリースができないのでこの段差をある程度削り落としてやる必要があります。個体差があると思うのでもしかしたら調整の必要はないかもしれません...。

シアーは調整の必要はなかったです。



以上、PPS M870をしばらく使っていて主に感じたことです。

強度やけいじょうからして破損しやすいパーツが多いこのエアガン、今後のアフターパーツの展開に期待したいところです。

PART2 へ続く(クリックで開く)